アンビエント・ドライヴァー / 細野 晴臣
¥858 税込
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いまの僕には鼻歌が魅力的に聞こえる。大声で歌い上げ、大勢の人に聞かせるのではなく、目の前にいる人に聞こえる位くらいの声で歌うのはなかなかいい。
— 本書 p124 より
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【店主のひとこと】
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いい音楽家は、いい文章を書く人が多いなと思っています。細野晴臣さんは、まさにその一人です。細野さんのお話はいつも肩の力が抜けていて、真面目な話でもシリアスすぎない。それは、細野さんの音楽からも感じます。
僕はどちらかというと、細野さんの音楽よりも先に、文章から入っていった方で、細野さんの話はとても面白く読めるけど、音楽については頑張って分かろうとしていたところがありました。
大学生の頃、バイトをしていた新宿のツタヤで、細野さんのソロ作品をデビュー作から順番に借りて、とにかくわかるまで聴いてみようとしたことがありました。
細野さんはたくさんリリースしていて、時期によって作風がずいぶん変わるのですが、順に聴いていく中で、一番いいなと思えたのが、いわゆる「アンビエント期」にあたるものでした。
YMOが大ヒットして有名人になってしまった細野さんが、心身ともに疲弊した頃によく聴いていたというブライアン・イーノからの影響を受けた時期の音楽たち。なんだかとても自由というか、細野さんもこういう気持ちになるだなと思うと、気持ちが安らぎました。
この本を読んでいると、その時と同じように、気が安らいで、焦りが消えていく。僕にとって、そういう本です。
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細野晴臣(ほその・はるおみ)
1947年東京生まれ。音楽家。1969年「エイプリル・フール」でデビュー。1970年「はっぴいえんど」結成。73年ソロ活動を開始、同時に「ティン・パン・アレー」としても活動。78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成、歌謡界での楽曲提供を手掛けプロデューサー、レーベル主宰者としても活動。YMO散開後は、ワールドミュージック、アンビエント、エレクトロニカを探求、作曲・プロデュース・映画音楽など多岐にわたり活動。
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出版社:筑摩書房
サイズ:文庫 296p
発行日:2016/02/09
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